男性泌尿器科|あまかす医院泌尿器科|横浜市緑区の泌尿器科|土曜診療

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男性泌尿器科

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男性泌尿器科について

男性泌尿器科について

男性の泌尿器科では男性特有の泌尿器疾患について診療します。
男性特有の泌尿器疾患として、前立腺、精嚢、陰嚢・睾丸、陰茎などの男性生殖器の病気があります。

男性によくみられる症状

  • 尿の勢いがわるい
  • 排尿後も尿が残っている感じがする
  • 夜何回もトイレに起きる
  • 尿が赤くなった
  • 精液が赤くなった
  • 会陰部の違和感、ムズムズした感じや鈍痛
  • 性感染症 (尿道口から膿が出る、など)
  • 前立腺がんが心配
  • 精巣・陰嚢が大きくなった(腫れた)
  • 男性更年期 (疲れやすい、やる気がおきない)
  • 勃起力が低下してきた(勃起力低下・ED)
  • なかなか子供が出来ない(不妊症)

男性の泌尿器科の主な病気

前立腺肥大症

前立腺肥大症は、前立腺の病気のなかで最も頻度の高い病気です。前立腺が肥大して様々な排尿障害が生じてきます。前立腺は直腸と恥骨の間にあり、尿道を取り囲んでいます。そのため前立腺が肥大すると、尿道を圧迫して排尿に関わる症状が現れます。一般的な成人男性の前立腺は、クルミぐらいの大きさと例えられますが、肥大するとみかんや卵ぐらいの大きさになります。

詳しくはこちらのシートをご確認ください

尿の出具合チェック 前立腺肥大症

https://www.kissei.co.jp/urine/disease/check2.html

出典:過活動膀胱診療診療ガイドライン[第2版]:日本排尿機能学会編集、2015年、
リッチヒルメディカル,P114.Ⓒ日本排尿機能学会

前立腺がん

前立腺がんは泌尿器系のがんの中で、近年最も増加傾向にあります。かなり進行するまで症状が無いケースがほとんどで、検診がとても重要になります。

尿路結石

腎臓から尿道までの尿路に結石ができる疾患で、結石のある部位によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分けられます。泌尿器科外来で頻度の高い疾患の一つで、20人に1人が一生に一度は罹患し、男性が女性の約3倍多いとされています。
結石の大きさや位置によっては激痛が起こり、発熱や吐き気、嘔吐を伴うこともあります。尿検査、画像検査(超音波検査・レントゲン検査・CT検査など)で診断がついたら、まず痛みを抑えます。その後、結石の大きさや位置を確認し、治療方針を検討します。尿管結石については4ミリ以下の小さい結石であれば、薬剤を使い自然に体外に結石が出る排石を待つ保存療法が基本になります。10ミリ以下の腎結石については経過をみていくことになりますが、それ以上の大きな結石や、自然排石が難しいと考えられる場合には、体外衝撃波結石破砕手術(ESWL)やレーザーなどを用いた内視鏡手術が行われます。非常に大きな腎結石についてはロボットを使用した手術が行われることもあります。

前立腺炎

急性前立腺炎の多くは大腸菌などの細菌が尿道から侵入し、前立腺に感染することで起きることが一般的です。症状としては、高熱(発熱)や排尿困難、排尿痛や残尿感、頻尿、全身倦怠感が生じます。悪化した場合には、敗血症や会陰部膿瘍をきたし、命にかかわる危険性があるため早期治療が重要です。

精巣上体炎

精巣上体とは、精巣から精管まで精子を運ぶ細い管が束になっている器官で、睾丸の横についている少しふくらんだ部分のことをいいます。
「副睾丸」とも呼ばれ、精巣で作られた精子の通り道になっています。
この精巣上体に細菌やウイルスが入り込んで炎症を起こしてしまった状態が精巣上体炎です。
「精巣が腫れて痛い」と言って受診される方がいますが、ほとんどは精巣の近くにある、精巣上体の炎症です。
精巣上体炎をおこすと精巣上体が腫れて痛みが生じ、発熱をきたします。放置した場合には膿がたまり切開が必要になることがあります。

尿道炎(性感染症)

尿道炎とは、膀胱にたまった尿の通り道である尿道が、病原菌などに感染することによって炎症が引き起こされる病気です。
必ずしも尿道炎が性病であるとは限りませんが、性感染症のクラミジアや淋菌などが原因のこともあります。
非クラミジア性非淋菌性尿道炎は、クラミジアと淋菌が検出されない尿道炎のことで、大腸菌・腸球菌・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの細菌、ウイルス、トリコモナスなどの原虫などが原因となります。
潜伏期間は、淋菌感染の場合2~7日間で比較的早く症状が現れます。クラミジア感染の場合1〜3週間で、症状がないこともあるため感染時期が分からないこともあります。

男性更年期障害 LOH症候群(ホルモン障害)

女性と同じように男性にも更年期があります。しかし、女性の更年期障害ほど知られていないため、更年期症状に苦しんでいても、周りの人からは「さぼっている」「やる気がない」等に見られてしまいます。特にうつ症状と混同しやすいため、正しい診断や治療にいたらず、仕事や家庭で苦しんでいる方が多くいらっしゃいます。このような、働き盛りの男性を襲う集中力や意欲の減退、不眠などの原因として、加齢男性機能低下(Late-Onset Hypogonadism: LOH)が注目されています。「疲れやすい・だるい」「やる気が起こらない」「よく眠れない」「イライラする」「性欲があまりない」…日々のストレスや睡眠不足、疲れ、または加齢のせい?と、これらの症状を見過ごしていませんか?じつは男性ホルモン(テストステロン)の低下による男性更年期障害(LOH症候群)の可能性があります。ほかに、後述しますが勃起不全の原因にもなります。テストステロンは様々な臓器に影響を及ぼすため、循環器や骨などの病気とも関係します。また、糖尿病やメタボリックシンドロームの頻度が高いとされています。テストステロンのホルモン補充療法により症状の改善や、病気の進行を予防できる可能性が示されています。当院では、問診票、血液検査でのホルモンの値によりLOHが疑われる場合には、男性ホルモン(テストステロン)の注射療法などにより治療を行います。ホルモン採血検査の都合上、初診の際は午前診の受診をお願いいたします。

骨盤通症候群(慢性前立腺炎)

慢性前立腺炎は長時間座ったままの姿勢を取り続ける人、働き盛りの20~40代に多いのが特徴です。またストレスによっても増悪します。会陰部の不快感、排尿時排尿後の痛み、射精時射精後の痛みなどの症状が現れます。治療は症状によって異なりますが、症状が改善するまでに数か月かかることもあります。骨盤内の血流を改善することで、軽快することがあります。

精索静脈瘤

座位や立位で増悪する下腹部痛が主な症状です。無症状のこともあります。左側に多く見られ、精巣の上の精索部に静脈瘤が出来ることで血流が悪くなるため、精巣温度の上昇などで精子を作る機能が悪くなることがあります。主に精子が直進する能力(運動率)低下の原因となり、男性不妊症の原因の一つと言われています。
程度により、手術を行うことが推奨されます。
簡単な診察により、診断は可能ですが、手術を受けた方が良いかどうかは慎重に判断する必要があります。当院では、多くの精索静脈瘤を経験してきた医師が判断し、必要と思われた場合には、関連病院での手術を行うことができます。

陰嚢水腫・精液瘤

陰嚢水腫とは、陰嚢内部にある精巣や精巣上体のすき間に液体がたまっている状態です。主として乳幼児にみられる先天性のものと、大人になってから出現する後天性のものがあります。触診や、透光性(ライトの光が透けるかどうか)、超音波検査などで診断が可能です。
後天性のものに関しては、針を刺して内部の水を抜くことも可能ですが、多くの場合再発します。根本的に治すためには手術が必要です。
精液瘤は、精巣上体の一部がふくろ状に膨らみ、精子の混じった液が溜まった嚢胞です。20歳~50歳代にできますが、陰嚢の腫脹だけで痛みなどはありません。何もせず経過を見ることも針を刺して内部の水を抜くことも可能ですが、大きい場合には手術が必要です。