女性泌尿器科|あまかす医院泌尿器科|横浜市緑区の泌尿器科|土曜診療

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女性泌尿器科

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女性泌尿器科について

女性泌尿器科について

女性の泌尿器科では女性特有の泌尿器疾患について診療します。
排泄の悩みは他人に相談しにくく、女性の場合、泌尿器科に行くことに躊躇する方もいらっしゃいます。誰もが毎日排泄をし、その排泄が気持ちよくできることはとても大切なことです。
また、どんな方でも加齢とともに排尿に関する悩みがでてきますので、年のせいと思ったり、恥ずかしがったりせずにお気軽にご相談ください。

女性によくみられる症状

  • トイレが近い
  • 尿意が我慢しにくい
  • 尿が漏れる
  • 膀胱炎症状、膀胱炎を繰り返す
  • 残尿感がある

女性の泌尿器科の主な病気

過活動膀胱

過活動膀胱は、尿意切迫感という症状で定義される病気です。具体的には、急に我慢ができないような尿意を催すという症状です。「日中や夜中に何度もトイレに行く(頻尿)」、「トイレまで我慢できずに漏らしてしまう(切迫性尿失禁)」、「夜何回もトイレに起きる(夜間頻尿)」といった症状も、過活動膀胱の主な症状になります。
過活動膀胱は生命に関わるような病気ではありませんが、「トイレが心配で旅行に行けない」「漏らしてしまうので長時間の外出ができない」などトイレの不安があり外出を控えてしまうなど、自信がなくなって生活の質を損ねてしまうことがあり、結果、自宅に引きこもりがちになってしまうといった恐れもあります。
診断は問診(OABSS)などにより比較的簡単にできますし、薬の内服で症状を改善することが可能です。

詳しくはこちらのシートをご確認ください

排尿チェックシート 過活動膀胱

https://www.kissei.co.jp/urine/disease/check1.html
出典:過活動膀胱診療ガイドライン [第2版]:日本排尿機能学会編集、2015年、リッチヒルメディカル,P105©日本排尿機能学会

神経因性膀胱

神経因性膀胱とは、神経の異常が原因で起こる膀胱機能の障害のことです。
原因は、脳の疾患や脊髄疾患をはじめ、さまざまです。症状も色々で、尿が近くなったり(頻尿)、逆に尿意を感じなくなったり(尿意の喪失)、尿の勢いが低下したり(尿勢低下)、尿が自力で出せなくなったり(尿閉)することがあります。自覚症状がないまま放置され、重症な尿路感染症(腎盂腎炎など)を発症することもあります。

尿漏れ

尿漏れ(尿失禁)とは、自分が排尿したいと思っていなくても勝手に尿が出てしまうことをいいます。尿漏れがあれば不快な思いをするのはもちろん、トイレのことばかりが気になってしまい、外出を控えたり好きな運動ができなかったりと、生活の質を落としてしまうことにもなりかねません。
尿漏れは、成人女性の3人に1人が経験している一般的な症状であるといえますが、色々なパターンがあり、くしゃみなどの時に漏れてしまう場合(腹圧性尿失禁)や、間に合わなくてもれてしまう場合(切迫性尿失禁)、またその両方であったりすることがあります。実は膀胱に大量に尿がたまっていて、溢れてもれてしまうこともあります(溢流性尿失禁)。
歳のせいだからと症状改善を諦めてしまっている方、また、恥ずかしくて誰にも相談できずに一人で悩みを抱えている方も多いようです。尿漏れ(尿失禁)の種類・程度などによって治療法は異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。

膀胱炎

女性は、尿道長が短く、膣に細菌が定着しやすいことから、大腸菌などの細菌が尿道口から侵入しやすいため、男性に比べ尿路感染症が起こりやすいとされています。
膀胱炎は、頻尿、血尿、排尿時の痛み、残尿感(トイレに行っても残っている感じがする)が特徴的な病気です。多くは排尿の最後のほうや排尿後にしみるような不快な痛みを感じます。悪化してくると残尿感がひどく、何度もトイレに行くようになり、はっきりとした痛みを伴うこともあります。さらに悪化すると、排尿時の焼け付くような痛み、血尿が現れることもあります(出血性膀胱炎)。膀胱炎は何らかの原因で尿道から細菌が膀胱へ侵入することによって起こります。一番の原因となるのは大腸菌ですが、通常は抗生剤治療で数日以内に完治することがほとんどです。最近では抗生剤の効きにくい菌(多剤耐性菌)が多くみられるようになって起きており、抗生剤の適切な選択、使用方法が必要になっています。当院では患者様の年齢や活動性などにより、抗生剤の選択を慎重に行っています。また細菌の培養結果をみながら、必要であれば追加治療も行います。神経因性膀胱などで残尿の多い場合は膀胱炎を繰り返すこともありますので、適宜そのチェックも行います。膀胱炎は放っておくと腎盂腎炎(じんうじんえん)を併発し、高熱を出してしまうこともありますので、膀胱炎の疑いのある症状が出た場合、早めの受診をお勧めします。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

尿路に起こる細菌感染症の一つです。腎臓内にある尿のたまる部位を腎盂(じんう)といいますが、そこに膀胱から大腸菌などの細菌が逆流することで感染を起こします。急な発熱、悪寒、吐き気、脇腹や腰の痛みなどの症状が出ます。抗生物質や抗菌薬で治療し、3〜5日ほどで熱は下がりますが、治療が遅れると入院が必要なこともあるので早期の治療が大切です。糖尿病のある方などではさらに悪化しやすく、重症例では手術が必要になることもあります。
膀胱炎、腎盂腎炎などの尿路感染の予防には、陰部を常に清潔に保つことが予防に大切です。排便後のお尻の拭き方も気を付ける必要があります。尿量が低下すると感染をきたしやすくなります。適切に水分をとり、脱水にならないようにしましょう。