自費治療
自費治療
勃起障害とは「勃起機能の低下」を意味する英語(Erectile Dysfunction)の略です。医学的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が持続・再発すること」と定義されています。
高血圧、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、睡眠時無呼吸症候群、慢性腎不全、脳血管障害、内分泌疾患、神経疾患、男性更年期障害、精神疾患、肥満、加齢、喫煙、飲酒、運動不足などさまざまな病気や生活習慣がEDの発症に関与しています。
40代前後から発症率が上昇する傾向があり、加齢とともに有病率も上昇していきます。一方で、勃起障害の低年齢化が進み、20~30代の男性にも心因性のEDが増えています。その要因には性交時の緊張や不安、過去の失敗(トラウマ)、仕事や人間関係のストレス、夫婦や家庭内のトラブル、妊活のプレッシャーなどが考えられています。近年に至っては、EDは若い男性でも起こり得る疾患とされています。
性行為に対する不安・ストレス・過去のトラウマ・パートナーとのトラブルなどを原因とする場合や、うつ状態などによる場合です。
内服中の薬による副作用によるもの。様々な薬剤での報告がありますが、抗うつ薬、睡眠薬、抗コリン薬、非ステロイド性抗炎症薬、循環器系の薬(降圧薬や抗不整脈薬など)、高脂血症治療薬、消化管の潰瘍治療薬、前立腺肥大症治療薬などがあげられます。
③男性更年期障害(LOH症候群)によるもの
陰茎海綿体に血液を送る動脈の硬化により、十分な血液が陰茎海綿体に流れないために起こる場合(動脈性)と、静脈の閉鎖不全により、血液が陰茎海綿体に保持されない場合(静脈性)があります。動脈性は主に、動脈硬化をきたす疾患(高脂血症、高血圧、肥満など)が原因となりますが、静脈性は原因不明です。
脳からの神経伝達が陰茎に達しないことが原因です。
脊髄損傷や脳血管障害などの中枢神経障害によるものや、骨盤手術、骨盤骨折などで起こる末梢神経の障害によるものがあります。
他に陰茎そのものの障害によるものもあります。
機能性と器質性、両方が原因となっている場合です。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
1 | 勃起を維持する自信の程度は どれくらいありましたか? |
非常に低い | 低い | 中くらい | 高い | 非常に高い | |
2 | 性的刺激による勃起の場合、 何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか? |
性的刺激は 一度もなし |
全くなし またはほとんどなし |
たまに (半分よりかなり低い頻度) |
時々 (半分の頻度) |
おおかた毎回 (半分よりかなり上回る頻度) |
毎回 またはほぼ毎回 |
3 | 性交中、挿入後何回勃起を 維持することができましたか? |
性交の試み 一度もなし |
全くなし またはほとんどなし |
たまに (半分よりかなり低い頻度) |
時々 (半分の頻度) |
おおかた毎回 (半分よりかなり上回る頻度) |
毎回 またはほぼ毎回 |
4 | 性交の際、性交を終了するまで 勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか? |
性交の試み 一度もなし |
全くなし またはほとんどなし |
かなり困難 | 困難 | やや困難 | 困難ではない |
5 | 性交を試みた時、どれくらいの頻度で 性交に満足できましたか? |
性交の試み 一度もなし |
全くなし またはほとんどなし |
たまに (半分よりかなり低い頻度) |
時々 (半分の頻度) |
おおかた毎回 (半分よりかなり上回る頻度) |
毎回 またはほぼ毎回 |
重要度分類 | 合計点(25点満点) |
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EDなし | 22-25 |
軽度 | 17-21 |
軽度~中等度 | 12-16 |
中等度 | 8-11 |
完全ED | 22-25 |
EDなし | 22-25 |
治療は薬物治療が中心となります。現在では、バイアグラ、レビトラ、シアリス(各ジェネリック医薬品)が用いられます。勃起障害治療薬の服用にあたっては、治療中の病気があれば服用できるかを主治医にご確認ください。心臓病などでニトログリセリンなどを服用していたり、排尿障害や低血圧症などの場合には、有害な副作用が起こることがありますので処方できないことがあります。
当院では以下の2種類を処方しています。
食事の影響を受けにくいという特徴があります。食事のタイミングを気にせずに服用することができます。持続時間が最長36時間程度と長く、内服のタイミングを選ばないことが最大の特徴です。効果を期待するタイミングの3時間ほど前に内服します。当院では最もよく処方される治療薬です。
食事の影響を受けやすく、効果を期待するタイミングの1時間ほど前に内服する必要があります。タイミングを取りにくいという点が難点ではありますが、個人により効果は異なりますので、ローテーションして使用することもおすすめです。
ED治療は厚生労働省の認可を受けていますが保険は適用されていません。診察費、治療費、検査費など全額自己負担となります。
自費診療 | 1,500円(税込)〜 |
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※処方内容により変動します